細菌学実習 説明



第1回

- 目標 1 -

1.無菌操作の必要性を理解し,無菌操作の基本を習得する。

患者さんから排出される病原微生物や医療器具を汚染している微生物は肉眼ではみることができません。このため、きちんとした無菌操作の知識と技術を会得していないと、院内感染や感染拡大を引き起こしてしまいます。




持ち出さない

感染症に罹患した患者さんが排出する病原微生物で

環境を汚染しない
自分を汚染・感染させない
周囲の人に感染させない

持ち込まない

検査・手術などを受ける患者さん、健康人に対して

不潔な器具で感染させない
不潔な操作で感染させない

どのような操作でエアロゾルが発生するのか考える。
清潔領域、不潔領域を自分で判断する。
使用している器具が清潔か不潔かを判断する。



- 目標 2 -

基本的な染色法を身につけ,顕微鏡による観察法に習熟する

微生物は透明なので染色しないと観察できません。特に重要なグラム染色について習得しましょう。

1.菌液の塗抹と乾燥

無菌操作で白金耳を用いて、菌液をスライドグラスに塗抹します。

菌液の入った試験管を落とさないようにきちんと試験管を固定します。



環境中の微生物を持ち込まないように、白金耳、試験管の口を火炎滅菌します。


2.火炎固定

乾燥させた後、火炎固定します。
3〜4回、酸化炎の中を通します。


3.染色の実際

グラム染色


単染色

メチレンブルー染色



レフレル染色


4.顕微鏡による観察

解像度を上げるために油浸オイルを使用する。
 対物レンズ ×100倍 油浸用
 コンデンサー 最上位
 絞り 全開
 光量 最大



使用後は、専用液でオイルをレンズから拭き取る。