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ワンポイント!

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Q、将来の究極の輸血療法とは?

Q、放射線照射後の製剤中カリウム濃度上昇の問題は?

Q、回収式自己血輸血とは

Q、血液型と親子関係は?


 将来の究極の輸血療法とは?

輸血とは臓器移植であるという言葉は、その副作用をはじめとした問題を論じる際に良く言われる言葉です。臓器移植で、人工臓器が話題になるように、輸血の分野でも人工血液の開発が進んでいます。ヒトヘモグロビンを原料とし、加工した人工赤血球(人工酸素運搬体)や人工血小板等があり、人工赤血球はすでに北米のメーカーでは臨床治験が進んでいます。まだ充分赤血球にとって変わるほどの結果ではありませんが、出血性ショック患者などにおいて、同種血回避効果が認められており、近いうちに現場に登場することになりそうです。

 一方組換え蛋白製剤はかなり臨床応用が進んでおり、凝固因子製剤などがその良い例です。また組換えアルブミンは近いうちに臨床応用が始まる予定で、吸血鬼とまで言われた日本人のアルブミン大量消費に対する海外の批判の解決に寄与するでしょうか?。

 ・・・・とはいえ、やはり使用の適正化には注意しましょう。


Q、放射線照射後の製剤中カリウム濃度上昇の問題は?   トップページへ

A、現在赤血球製剤の有効期限は21日に短縮されています。採血後翌日に15Gyの照射を行った血液製剤400mlの上清に含まれるK濃度は使用期限ぎりぎりで約6mEqであり、通常は使用期限を短縮する必要はありません。ソリタT3中のK含有量が10mEqであることを考えるとその使用が禁忌であるような症例はかなり限られると思いますが、新生児、未熟児、腎不全患者、急速大量輸血の際等は留意すべきでしょう。


Q、回収式自己血輸血とは    トップページへ

A、自己血輸血といえば現在は術前貯血式が中心ですが、歴史的には術中回収式に始まっています。抗凝固剤のなかった時代から術中の出血を回収し、濾過後もどすことで患者を救命しようとする試みで、1800年代ABO血液型の発見以前より記録があります。


Q、血液型と親子関係は?    トップページへ

A、血液型についてできるだけわかりやすくお話したいと思います。まず血液型を表す赤血球抗原は今までに400以上知られていますが、我々が一般的に血液型という場合はABO式とRh式の血液型を指しています。そしてこれらの抗原を持っている場合をプラス、持っていない場合をマイナスと言っています。私たちはこの赤血球抗原を両親からひとつづつ受け継いで、ふたつ一組として持っています。このことから両親の血液型の組み合わせ(2X2で4通り)から通常では生まれない血液型があることになります。たとえばAB型とOO型の両親からはAB型やO型の子どもは生まれないといった例です。しかし最近の研究ではこの遺伝子はもっと複雑な動きをすることが解って、今までの法則では説明できない例がでてきており、単純に生まれないとは言えなくなっています。 ところで人種によって血液型の頻度は異なっています。日本人ではA型40%、B型20%、O型30%、AB型10%でRhマイナスは0.5%となっています。           


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