ヒスタミン |
||
| 組織の損傷やアレルギー反応が起こると、肥満細胞や好塩基球からヒスタミンが放出されます。ヒスタミンは組織に広く分布し、そのもっとも豊富な源は肥満細胞で、その肥満細胞は通常は血管近傍の結合組織の中に存在します。ヒスタミンはまた血液の好塩基球や血小板の中にも認められます。産生されたヒスタミンは肥満細胞の顆粒内にあらかじめ存在し、様々な刺激に反応して肥満細胞の脱顆粒によって放出されます。 ヒトではヒスタミンは小動脈を拡張させ、即時性血管透過性亢進を主として仲介し、小静脈の内皮細胞を収縮させ、内皮細胞の細胞接合を拡げます。 シェーマ参照) |
||
|
ヒスタミンには二種類の受容体があります。H1受容体とH2受容体です。内皮細胞のH1受容体にヒスタミンが結合するとNO(強力な血管拡張因子)が放出されます。また、血管平滑筋のH2受容体を介する経路でもcAMPの増加を経て、NOが放出されます。NOは細動脈を強力に拡張させますが、一方で細静脈を軽度に収縮させるので毛細血管圧が上昇し、水が細胞外に移動して局所に浮腫を生じさせます。H1受容体を介して内皮細胞の透過性が増すことも浮腫を促進することになります。
|
||
| 炎症TOPへ |