教授挨拶

教授

消化器疾患・生活習慣病学分野

教授 井戸 章雄

2014年1月1日付で鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学の教授に就任しました。
当教室は昭和22年7月に県立鹿児島医専に新設された第二内科に初代佐藤八郎教授がご就任され、その後、第二代橋本修治教授、第三代有馬輝勝教授、第四代坪内博仁教授の各先生方のご尽力によって発展してきた歴史ある教室です。
大学院化に伴い「消化器疾患・生活習慣病学」と名称を改めましたが、教室の特徴はこれまで幅広く消化器、腎臓、糖尿病、循環器、血液、呼吸器疾患の臨床を進めてきたことにあります。
最近、大学の内科でも臓器別化が進み、現在では消化器内科と腎臓内科を担当しています。
しかし、教室では鹿児島県内の基幹病院で活躍しておられる多くの同門の先生方と連携して、地域医療が必要とするさまざまなニーズに対応できる間口の広い、かつ高い専門性を持った消化器内科医、腎臓内科医を育成したいと考えています。

医学の最終目標は「病に苦しむ患者さんを治す」ことにあります。
内科はその「病に苦しむ患者さん」を最初に診る診療科です。
従って、まずは患者さんをトータルに診て、的確に診断し、正しく治療する、また、治らない病気に苦しむ患者さんにおいては共に歩み、学びながらその人生を支えていく。内科医は患者さんに優しく接し、治療して喜ばれるだけでなく、病を背負っている患者さんとそのご家族の人生において精神的な柱ともなる存在です。

患者さんの訴えに耳を傾け、真摯に接するのは当然のことです。
しかし、優しく接するだけでは的確に診断し、正しく治療することはできません。
臨床医の仕事は、正しく学んだ知識を科学的な思考に基づいて様々な背景や希望を持った患者さん一人一人に最もふさわしい「彩り」を添えて、「その人にとって一番良い医療」として提供することです。

大学の教室は、医学を正しく学ぶ力を養い、学びとった最新の知識、技術を応用する論理的な思考を身につけるところです。そして、その中で私達は日々進歩する医学を最前線で学ぶことができます。
私たちの教室は、患者さんに優しく、そして真摯に接する「医の心」と、卒後20年、30年経っても自ら学ぶ力を備え、最新の知見にもとづいて最も良い医療を提供できる「医科学者の思考」を併せ持った「良い内科医」を育てています。患者さんやそのご家族の笑顔を糧に、明るく、時に厳しく学び、患者さんの内にある生命科学の妙に畏敬の念を持ち、そして身につけた知識、技術を一人一人の患者さんに応用する臨床の醍醐味を知ることのできる場でありたいと思います。

略歴

1984年  6月 長崎大学医学部第一内科 入局
1990年  9月 カルガリー大学医生化学教室 研究員
1996年11月 宮崎医科大学第二内科 助手
1999年12月 宮崎医科大学第二内科 兼任講師
2001年10月 宮崎医科大学第二内科 講師
2002年  7月 京都大学医学部 助教授(探索医療センター探索医療開発部HGF肝再生医療プロジェクト)
2007年  7月 鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学准教授
2014年  1月 鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学教授
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