「課題解決型高度医療人材養成プログラム」採択事業について

本事業は、我が国が抱える医療現場の諸課題等に対して科学的根拠に基づいた医療が提供でき、健康長寿社会の実現に寄与できる優れた医療人材を養成するため、大学自らが体系立てられた特色ある教育プログラム・コースを構築し、全国に普及させ得るべくこれからの時代に応じた医療人材の養成に取り組む事業を文部科学省が選定し支援するものです。

鹿児島県の離島・ へき地は超高齢化、地域で支える人材や医療資源の不足など日本が直面する医療・介護問題を抱えています。一方、合計特殊出生率は高く、地域互助システムが機能し、また、地域住民は独自で多様な文化(価値観、生活様式等)を発展・保持しています。つまり、本県の離島・へき地は地域ケアに必要な能力育成に非常に適したフィールドであり、生命の誕生から看取りまでを住み慣れた地域で支えることのできる人材育成を目指すことができると考え、本プログラムを作成しました。

本事業には学部生を対象とし新卒3年までに、地域ケアの基礎的能力の修得を目指した「ベーシックコース」と、臨床経験3年以上の看護師が現在の職場で働きながら、地域での看取りまで見据えた看護が提供でき、看護職者の教育指導ができる人材を目指すことができる「アドバンスコース」があります。


島嶼・地域ナース育成プログラム履修生は、本プログラムで学んだ『地域の人々の暮らしや看取りを見据えた看護』の実践として、これから一人一人が意識し、置かれた立場で展開していこうと思います。そして、そのような活動を共有し、繋いでいくことで『その人らしさ』を支援することに繋がればと思います。その一環として、4月より私たち修了生は『島しょ地域看護研究会(仮称)』を計画しております。自分の看護に悩んでいる方、もっとこうしたい!という思いのある方、その他ご興味のある方など、どなたでも参加できます。皆様と繋がっていけることを楽しみにしております。
お問い合わせ:e-mail       westside3298@yahoo.co.jp

当センターによる文科省の5年間の補助事業は2018年度で終了いたしました。しかし、当センターは今後も存続し、「島嶼・へき地に関する教育・研究のハブ」として活動していきます。随時、大学のHPから発信しますので今後もよろしくお願いいたします。

本事業の詳しい概要、カリキュラム、シラバス等、については、「教育課程ガイドブック(PDF)」をご覧ください。

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