ご挨拶

鹿児島大学医学部島嶼・地域ナース育成センターは平成26年度の文部科学省の課題解決型高度医療人材養成プログラムに採択された本学の「地域での暮らしを最期まで支える人材養成―離島・へき地をフィールドとした教育プログラム―」を実践するために保健学科内に設立されました。

 これから到来する超高齢化社会においては病院から暮らしの場へ医療・看護をつなぐ教育を充実させて、看護師の専門性を強化していくことが求められています。本プログラムでは、「地域での暮らしや看取りまで見据えた看護が提供できる看護師を養成する」、「看護系大学、病院看護部、訪問看護ステーション等が連携し、卒前・卒後の一貫した教育プログラムを開発する」、「離島・へき地をフィールドとした教育により地域ケアを担う人材を養成する」という3つの課題を掲げています。

鹿児島県の離島・へき地は超高齢化、地域で支える人材や医療資源の不足など日本が直面する医療・介護問題を抱えています。一方、合計特殊出生率は高く、地域互助システムが機能しています。また、地域住民は独自で多様な文化を保持しています。
このように鹿児島県の離島・へき地は地域ケアに必要な能力育成に適したフィールドであり、生命の誕生から看取りまでを住み慣れた地域で支えることのできる人材育成を目指すことができます。

当センターは文部科学省からの5年間の補助金により設立されました。この5年の間にセンター所属の特任教員、保健学科看護学専攻教員、大学病院看護部を中心に鹿児島県、鹿児島県看護協会、鹿児島県の地域・島嶼の医療機関などとの連携を強化することにより地域に貢献できる人材を輩出し、保健学科、医学部にとってなくてはならないセンターとなれるよう努力する所存です。

鹿児島大学医学部
島嶼・地域ナース育成センター長
木佐貫 彰