医療安全と自律支援

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梅雨が明け空の青さが真夏の到来を告げています。

夏の空は大好きです。

しかし先日の西日本の豪雨では広い地域で大きな被害が出て、たくさんの命も犠牲になりました。いつおそってくるか分からない災害時の自身の行動を考えたり、保健医療について知らないといけないな、と改めて思いました。

島嶼・地域ナース育成プログラムで学んではやくも3年目になります。その中で色んな物事を対象の自律支援と絡めて考えるようになったなぁ~と感じています。

私は、昨年度より病棟でセーフティマネジメントと入退院支援のふたつの役割を担っています。はじめのうちは、これらを別々のものとして捉えていました。
セーフティの視点で物事を捉えると、安全な療養生活をまず第一に考えます。病状などから内服管理が難しい方は看護師管理に。転倒リスクがあるけれどもナースコールの協力を得られない方にはセンサーを使用させて頂き、転倒予防をする。セーフティマネジメント委員として、治療や病状に応じて管理のアセスメントの視点やタイミングを検討したり、適切なセンサーの選択方法を検討し改善したりするのが役割だと思っていました。

でも、その一歩先を考える必要があるんだなぁ、と。

医療者ができないと決めつけていないかな。
その方ができる環境になっているかな。
患者さんの「自分でできる」気持ちを「病院だから仕方ない」と思わせてしまっていないかな・・・

研修で対象の強みをみつけて引き出す視点を学んでから、その方のできる所をみつけて、“安全”に“できる”ように支援するのが役割なのだと思うようになりました。


対象が「〇〇をしたい!」とはっきりと訴えられる場合はもちろんですが、そうでない場合は、さらに対話を通して丁寧に関わる必要があります。その時に大切なのは、対象の望む状態に近づけるために必要なことは何だろうか?ということ。忙しい中でもちゃんと気付けるよう、病状の回復や退院を目指す段階など、タイミングを逃さないように心がけながら日々患者さんと関わっています。

自分の看護、病棟の風土をより高めようと取り組む中で“無危害”と“自律尊重”の狭間でゆれることが多々ありますが、ふたつの役割を担うことになったのは、今の自分にとって意味があることだったんだなと思っています。

アドバンスコース2期生 

金城 莉紗