研修を通して変わった事

こんにちは!
随分、日中は春らしい気候になってきましたね?
アドバンスコース一期生の安田です!!

病棟でストーマー係として活動して異動と共に約2年、この鹿大の研修を通して少しですが退院支援について考え方が変わったように思います!
昨年、高齢で独り身の生活保護者のストーマー造設者を受け持ち、高齢である為、自己管理も難しく長期の入院により自宅へも帰れないケースの患者様を受け持ちWOCNや退院支援員の方、ご家族との関わりの方で多くのことを学び、感じ考えました!この研修に参加していることでご家族のこと地域で利用できる支援、ケアマネージャーさんとの関わりがある事を学んで知識がついた事でしっかりそれぞれときちんとした話し合いができ、結果、ご本人が望んでいた在宅へは戻れなかったですが、本人も納得した上で施設への転院へと繋がることが出来ました。

これを踏まえて、ストーマー造設者への統一した指導をそれぞれチームスタッフが同じ目標を患者様と決めて退院まで持っていけるように手順を作成する事にしました!
中々、生活保護者でストーマーを作られる方もいらっしゃらなかったのでWOCNへ協力してもらい病棟で事例を通して勉強会もさせてもらいました!
うちの病院では緊急でストーマーを作られる方が多いですが、きちんとした看護師や看護師とWOCNとの関わりで早期のボディイメージの受け入れや社会復帰への手助けになるのではないかと思います!!
ストーマー保有者の為に来年度も病棟スタッフとWOCNとの架け橋役がんばります!!

高齢者徘徊模擬訓練に参加して

平成28年11月12日笠之原地域における高齢者徘徊模擬訓練に参加致しました。
平成27年に全国では、約1万2千人の認知症の方が行方不明になっており増加傾向にあります。
認知症高齢者の増加が進む中で、支援が社会的な問題となっています。
万が一に備え、出来るだけ早い捜索や保護など、認知症への理解を深め認知症になっても住み慣れた町で安心して生活でき、みんなで見守る地域作りを目指して訓練が開催されました。

町内会の方や医療・介護スタッフ、市役所の方、消防団員、地域の小学6年生60名、総勢150名を6グループに分かれ決められたエリアで鹿屋市高齢者徘徊模擬訓練SOS連絡票を用いて、その情報を活用し徘徊役の方の捜索を行う。という内容でした。
訓練の方法は
①鹿屋市高齢者徘徊模擬訓練SOS連絡票に書かれた人相等、服装、本人がよく通っていた場所、どのような状況で不明になったのかなどの情報をもとに各グループ徒歩で捜索する。
②発見したら徘徊模擬訓練本部に連絡する。
③決められた時間迄にメイン会場に戻ってくる。
④戻ってきたらアンケートを記入し、各グループの感想発表。
でした。

子供たちの感想は、もしも、違う人だったら?どうしよう。
その人を傷つけるのではないだろうか?と思うと、不安で声掛けが困難であった。と言う意見が多く聞かれました。
6年生すごい!と感心しながら、私の参加したグループでは年配の男性が、「本当に、いなくなって見つけた人が今まで何人かおる。まだ見つからん人もおるよ。もう5年になるが。ここに書いてある人は、知っちょい。」とリーダー役を引き受けてくださいました。
歩くスピードの違いや、途中道端で知り合いの方に話しかけられるなどエリア全体の捜索には至らず、捜索時間の終わりが近くなる頃、道路わきの電柱の所に立っている徘徊役の方を、何とか発見することが出来ました。しかし、徘徊役の方が「時間がないし、なかなか見つけに来ないから、奥に居たけれど、近くに出てきた」と言われ、みんな笑いながら、メイン会場へと戻りました。

私は、他の病院から参加していた、ケアマネや看護師と「えっ、情報はグレーの帽子って書いてあるのに、ベージュに見える。
赤い靴はピンクだし。」と自分達の想像と大きく違うことに驚き、写真があると捜索も正確に早く出来るのではないかなーと思うのでした。

アドバンスコース第1期生 松山貴子

研修を終えて

今回の研修で対人援助や家族看護を学び、終末期の家族の意向を引き出すことの大切さやその後も遺族へ関わること、グリーケアの大切さをこの症例から改めて理解しましたので、紹介します。

癌終末期の患者様のお宅へ訪問診療に同行した熟練の看護師より「医師より、家族と過ごす時間はあまり長くないとの事です。」との報告を受ける。と同時に、島外へ療養に出た奥様と看病をしている息子さんの意向や、訪問の都度ご本人がお話ししていた会話を思いだす。「看護師さん、患者さんが希望を持てるような言葉をかけてください。」「亡くなる前には、話が出来る状態で、母の病状に負担にならないように逢わせてあげたい・・・」また、患者様も、「このまま妻に会えずに逝くのは辛い、一目でも会いたい・・・」

亡くなる前の数日であることを、医師は伝えているつもりが伝わらず、受け手は少しでも長く生きていてほしいという希望からなのか、医師のその期間よりも長く捉えている事が多く、最後の時間を一緒に過ごせなかった方もいることをご家族へお伝えした。息子さんは、大変なスケジュールを調整し、23日後に奥様と帰島。患者様は、一晩家族と一緒に過ごし、翌朝、家族や親戚に囲まれ自宅で息を引き取った。そのきれいな表情に奥様も安心された様子で半年後、ご自宅で元気に生活されている奥様にお会いする事が出来た。

長期在宅療養をされているご家族の健康管理も今後の課題かと考え、残り1年わずかの研修となりましたが、一期生の皆さまと共に学びを深めたいと思います。講師の先生方、今後もご指導よろしくお願いいたします。

アドバンスコース第1期生 新村 百合子

<近状報告>

島嶼・地域ナース育成プログラム
アドバンスコース1期生 初田康二

肌寒く感じる季節から呼吸する息にも冷気を感じるようになり、1年数カ月前の沖永良部で感じた季節の暖かさ・人の温かさを懐かしく思う季節になりました。

私は現在、鹿児島厚生連病院で勤務しております。
鹿児島厚生連病院は離島やへき地からの入院患者さんも多いため、入院前や退院後生活する場を学ぶ事で、看護師として他職種と連携しながら質の高い看護の提供を行いたいという思いで本プログラムへ参加しております。
本プログラムにおける
e—ラーニングでの学習や学内研修・実際の地域での実習を通し、「患者さんを生活者として捉える」「地域での生活をイメージする」「多職種と連携し調整する」等の能力を着実に向上できている事を日々の看護実践の中で感じる事が多くなりました。

さて、11月に鹿児島市内で行われた入退院マネジメント講演会に参加しました。
治し支える看護実践の実現に向けてという演題のもと、
PFMにおける効果的な病床運用と患者支援の提供の取り組みについての内容で大変学びの多い講演でした。
その中で「入院前・入院・退院後も含めた一環した支援を提供する為に患者さん一人ひとりの状況を把握する必要性」「生活の場をイメージする」「退院調整とは意思決定支援・自立支援」というキーワードがあり、現在アドバンスコースで学んでいる事と合致している事が多く確かな手ごたえも感じました。また、講演会では同じアドバンスコース
1期生の今村病院分院の米澤さんや今給黎病院の熊迫さんにもお会いできました♪(他に参加された方もおられたかもしれません・・・)。
昨年は南風病院の杉本さんや野平さんにも研修でよくお会いしました。本プログラムは勿論ですが、それ以外の研修でもアドバンスコースの方々にお会いすると更に学習意欲が沸きます!!

最後に『えらぶゆり』の写真を添えさせていただきました。
昨年2015年の沖永良部実習最終日に宿泊ホテルで球根を買い自宅に植えたところ、今年6月頃に花を咲かせた写真です(今は土の中)♪
数年はこの季節に花を咲かせるとのこと!そのために今は土の中でしっかりと根を生やしていると思います♪

yuri

南日本新聞の取材を受けました!

島嶼・地域ナース育成センター
2016年アドバンスコース 2期生  古城順子

私は薩摩川内市のオフィス藤田有限会社の取締役兼看護師です。
2016年から島嶼・地域ナース育成センターのアドバンスコースで代表取締役の夫とともに学びを深めています。

介護保険事業所のグループホーム燦々(さんさん)では、平成15年の事業開始当初から看取りケアを行っていました。この10年で20名以上の方を見送ってきました。
その中にはご家族と一緒に本当に心温まるかかわりができた方も、逆に後悔だらけで思い出せば申し訳ない気持ちになる方とのかかわりもあります。

グループホームに入居される方は全員認知症を患っておられます。
知り合ってからその方が生きてきた人生を一つひとつ知っていきます。
すると本当に大切な愛おしい存在に感じます。それは看護師であっても介護職員であっても同じです。
そしていつお別れが来ても後悔しないような日々をともに過ごせるプランを立てます。
もちろん思う通りにはできないこともあります。
でも大切に愛おしい存在ですと伝えられるような日々が、私たちに力を与えてくれます。それがまたご利用者やご家族にも通じます。

看取りケアはその延長線上にあります。日常のその先にお別れがあります。
でもそれは肉体的なお別れであって、その方はいつも私たちを見守り励ましてくださっていると感じます。
一人ひとりみんな亡くなり方は違います。だから何人看取っても、その方の看取りケアは初めてです。
一人の方が亡くなっていくそのプロセスで、ご本人やご家族と一緒に心を揺らし一生懸命考えて、疲れ果てることもあります。
でもそれ以上の贈り物をいただきます。一生残る温かい気持ちや学びです。

今回の取材は、語ってくださったご家族とともに、亡くなったお母様を心で感じ、その方から学んだことを思い返す時間でした。

コミュニティ祭りでの認知症の劇コミュニティ祭りでの展示ボランティアの方が犬を連れてきてくれた場面日常の様子日常の様子看取り前の自宅への帰宅風景