在宅医療について

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ジメジメと梅雨の時季がやって来ましたね。
千年メディカルタウン看護師中山です。

「千年メディカルタウン?」って思った方も多くいらっしゃるでしょう。
4月に千年団地に、クリニックと有料老人ホームが誕生しました。私は、そちらで看護師をしております。
立ち上げということで、仲間たちとあれやこれやと必死に頑張っております。

昨年から実習を通して在宅医療を学び始めたばかりの私は、病院では感じられなかった在宅の強さを体感してきました。
そんな私に、毎日家族から、有料老人ホーム入居のご相談を受けます。
時折、、まだ在宅で過ごせるのでは?というお元気な方もいらっしゃいます。
そんな時ご家族は、「病院の方から退院を言われて、家では無理でしょうって言われて、、。
本人は家に帰りたいと言うのですが、、。仕方ないです。」と。

もちろん、独り暮らしだし大丈夫だろうか、認知症もあるし、やっぱり家は無理なのかしら、、ご家族は多くの不安があります。
ただ、病院にいる医療者が在宅に繋げることをあきらめたら、また在宅は大変ですよと伝えるのは、本人らしい生活を支えることが出来るのだろうかと思いつつ、、病院看護しか知らなかった私も、つい最近までそうだったと感じました。

在宅の力を、在宅医療を一番理解していないといけないのは、私たち医療者かもしれません。
これから始まる実習を通して、在宅の現場で少しでも学んで感じたことは新しい職場の仲間に伝えていきたいと思います。
更年期にムチうって(笑)頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

近況報告

皆様、お疲れ様です。今給黎総合病院、熊迫です。
私は今年度院内教育のラダー4離島研修担当となりました。院内レベル4対象者の中から22名が受講決定しました。
3月から企画を考え年間スケジュールを立てたり、計画を練ったりしています。
年間目標として「離島研修において必要な知識・技術を実務として生かし実践し安心安全な看護を提供できる」としています。
5月は離島の基礎(人口や平均年齢など含め)の講義を当院外来師長に依頼し講義を行いました。7月には約7日間、代替え看護師として計14名の離島実務派遣が予定されています。また8月には私自身の講義も計画しています。当院のスタッフへも対象を生活者としてとらえ、支える視点で接して欲しいと思い、現在今までの講義の見直しを行っています。
講義内容やスタッフの反応は追ってブログで報告します。
学んだことを、何かに役立てたらな・・・と思って頑張っています。

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セミナーに参加して

みなさんお疲れ様です。
鹿児島徳洲会病院の白坂です。

先日、テルモ腎不全看護セミナー 鹿児島PD基礎講座に参加し、PD患者さんが、在宅で生活するために必要な指導内容や当院での取り組みについて発表させていただきました。
腹膜透析は、在宅で患者・家族が行える治療です。導入患者の高齢化、認知力低下・独居など、PDを導入し、在宅へ戻るために、乗り越えなければならない課題は多々ありますが、患者の、『自宅に帰りたい』という思いに沿えるよう、院内外の医療スッタフと連携を図り、対策を練り、患者さんの自宅退院を目指して取り組んでいます。

これまでの実習を経て、どんなに在宅生活が困難な患者さんでも、あきらめずに在宅を目指したいという気持ちが強くなりました。
患者さんが、退院後も安全に生活できるよう、どういう退院経路が良いのか、その人の立場になり考え、最善の判断ができるよう、そして、退院後も、在宅のスタッフとの連携を図り、継続した看護が提供出来るよう取り組んでいきたい。そのためにどうしたら良いかなど、この実習を通して学んでいきたいと思います。

 2016-04-18

新年度を迎えて

新年度になりましたね~。
スタッフの異動や新入社員を迎え、何かと忙しい毎日だと思いますが、いかがお過ごしですか?
私は先日、「創傷・安楽管理」の新人研修を行いました。
新人さん達はみんな、イキイキとした瞳で真剣に講義を聞き、とても興味を持って演習にも参加してくれました。
やる気に満ち溢れた若いパワーをもらい、私もまた「頑張らなきゃ」と思える1日になりました。

米澤

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ある患者さんとの出会いについて

昨年、ひとりの患者さんに出逢い良い経験が出来たので報告したいと思います。

80代女性のMさん
息子さんと二人暮らし

腎機能が悪く透析導入しなければならないが高度の大動脈弁狭窄があり血液透析は出来ないとの事で、腹膜透析導入目的での紹介入院。
それが昨年の7月末の事です。
毎年冬に心不全を繰り返していること、Mさんはある宗教を信仰しており、10月にその宗教のお祭りで総本山のある奈良へ行きたいとの理由で夏の間に導入となりました。

私たちの病棟ではプライマリーナースが計画を立ててオペから腹膜透析の手技指導、退院調整に関わります。
オペも終わり、体調も良くご家族も自宅での腹膜透析の手技を覚えて頂きました。9月末に退院調整となりました。
Mさんは信仰心が強く10月の奈良への旅行を楽しみにしており、退院も喜んでいました。

退院前に試験外泊をしようと計画し、その自宅訪問時に一緒に家屋調査に伺いました。
御主人を介護した時に自宅改修がされており問題ないように見えました。
しかし翌朝Mさんが自宅で転倒し救急搬送されてきました。
診断は左大腿頸部骨折。
その日の内にオペをしました。
次の日からリハビリを開始しましたが思うように動かない体にショックを受けていました。
奈良への旅行まであと3週間です。
『もう行かなくていい』と言います。
以前の私ならこんなにしてまで行かなくてもいいと思ったと思います。
しかし、沖永良部での実習を終えたばかりの私は、Mさんにとっての宗教はMさんの文化ではないかと考えました。
Mさんの自宅は教会をしているほど信仰心が強いのです。

ゆっくり話を聞いてみるとその発言の裏にあるものが見えてきました。『自分が行くと家族に迷惑がかかるから』との事でした。『本当は行きたい』と言う気持ちがあったのです。
ご家族も一緒に行きたいと言う気持ちが強く、『一緒に行って神様にお願いしよう』と。
10月23日まであと10日ほど。その時点でなんとか見守りでポータブルトイレへ移乗出来る程度。
奈良へは軽乗用車で高速を使い行くとの事。
リハビリスタッフと相談し、リハビリに階段昇降を追加、車中での創部の圧迫解除の仕方などを指導。
ご家族とは腹膜透析をどこのSAでどういう風にするかなどの細かい事を打ち合わせ。
1日1回は病棟へ状況報告をお願いしていよいよ出発です。
息子さんからは毎日『元気ですよ』との連絡がありました。

3日後、帰ってきました。
私たちの顔を見るなり『すっきりしたよー』と満面の笑顔。
神様にお願いして塞ぎ混んでいた気持ちがすっきりしたと言うのです。
そしてびっくりしたのがADLが上がっていたのです。ベッド周囲を柵につかまりながら歩いています。
写真も見せてくれました。全て笑顔でとても素敵な写真でした。
本当に嬉しい事でした。

帰ってきてからのMさんはリハビリも積極的で入院前のADLに近い状態まで回復しました。
そして退院前に介護保険の見直し、訪問看護の介入等を調整し退院に至りました。
今でも外来の診察時には『迫田さんはいるけ~』と病棟に来てくれます。
あの笑顔に本当に癒されます。
沖永良部での実習で、その土地の文化、家の文化、その人自身の文化…それを考える機会があったからこそ介入できた事だと思います。
業務に流されている私にこれからの看護を考える良い機会となりました。

迫田聡子