緑内障外来   

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緑内障外来について

緑内障は現在日本の失明原因のトップの疾患です。
進行する前に治療を始めるべきですが、なかなか理想的には行かない場合が多く、非常に難治な症例が多く紹介されます。
失明することは、本人の生活のみならず、家族や社会に大きなマイナスの影響を与えます。
鹿児島大学病院は、南九州地区の緑内障患者さんの失明を防ぐ最後の砦として、多くの患者さんに最高レベルの治療を行っております。
緑内障専門医3名で、診療・手術を行っています。

緑内障外来は初診日が月曜日と水曜日で、再診日は水曜日と金曜日です。
急患は随時受け入れておりますので、紹介前にご連絡ください。

外来診療 外来は1日30~80名の患者さんを診察しています。一般的には誤解の多い緑内障という疾患の性質上、
時間の許す限り、分かりやすい説明をすることを心がけています。
慢性疾患を対象としていますので、手術が終了した後は、紹介元の眼科と連携して診察しています。
緑内障の診断は、他疾患と紛らわしい場合がありますので、光干渉断層計(OCT)などを参考にした緑内障診断も行っています。
入院診療 緑内障手術を年間120-130件行っています。網膜硝子体グループと連携して、硝子体手術・抗VEGF薬を用いた血管新生緑内障の治療や、難症例白内障手術を年間140-150件行っています。
また、ぶどう膜炎グループと連携してぶどう膜炎続発緑内障の治療を行っており、各種眼疾患の専門家の力を結集することで、高度な医療を行うことを心がけています。
研究 近視と緑内障の関係、眼球の成長と個人差について研究しています。
また、統計学を用いた職場の労働環境改善、臨床・研究レベルの向上にも努めています。
国内学会、国際学会にそれぞれ年間5-8演題発表し、そのほとんどを論文でも発表しています。
教育 学生・研修医を対象とした緑内障および統計学の講義を定期的に行い、診療・手術に関しては随時指導しています。統計学の講義は、研究デザイン・論文理解だけでなく、臨床や日常生活にも活用できる統計学的考え方を学ぶことを目標としています。