水痘・帯状疱疹ウイルス高感度検出法の臨床研究についてのお知らせ

 

研究課題

糖鎖固定化金ナノ粒子を用いた水痘・帯状疱疹ウイルスの高感度検出法の臨床応用(観察研究)

研究代表者

鹿児島大学医学部・歯学部附属病院 小児科 講師 西 順一郎

対象

鹿児島大学医学部・歯学部附属病院および鹿児島県内の医療機関を帯状疱疹で受診した免疫不全のある患者さん、または入院中に帯状疱疹を発症した免疫不全のある患者さんに協力をお願いしています。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、神経に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、からだが弱ったときに皮膚に出てきて発疹と痛みを生じる病気です。水痘・帯状疱疹ウイルスに初めてかかった人は水痘(水ぼうそう)を発症しますが、ウイルスはそのまま神経に潜んで残っています。

研究機関名

研究のまとめ:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科発生発達成育学講座小児科学分野

検査の場所:鹿児島大学大学院理工学研究科糖鎖生物化学分野隅田研究室(隅田泰生教授)

目的

本研究は、研究分担者の隅田教授らが開発した高感度検査法を用いて、免疫不全状態の帯状疱疹患者の唾液・皮膚におけるウイルス排出状況を検討することを目的とします。

方法

帯状疱疹患者の唾液と皮膚ぬぐい液を採取します。唾液は容器に自分で排出します。乳幼児で排出できない場合は、医療従事者がスポイトで採取します。皮膚ぬぐい液は、綿棒を用いて医療従事者が採取します。特にからだへの危険はありません。検体は、12日以内に鹿児島大学大学院理工学研究科の隅田研究室に搬送し、同研究室で遺伝子検査を行います。

意義

糖鎖固定化金ナノ粒子を用いた検査法は、ウイルスに付着しやすい糖を結合したごく小さい金粒子を利用した新しいウイルス遺伝子検査法です。これまでの遺伝子検査法に比べてきわめて検出能力が高くなっています。これまで帯状疱疹では、唾液や皮膚において、どのくらい長くウイルスが排出されているか不明でしたが、本研究によって免疫不全状態の帯状疱疹患者のウイルス排出状況をより詳しくみることができます。

研究実施に際しての倫理的配慮

個人情報は他人に漏れないように厳重に管理し取り扱う必要があります。そこで住所、氏名、生年月日など個人を特定できる情報については、研究代表者のみが管理し、隅田研究室には供与しません。この研究でコンピュータを利用する場合、研究代表者や研究分担者が個人情報を処理するコンピュータは、他の一切のコンピュータと切り離し、担当者以外にはわからないパスワードを設定します。さらに、その他の資料についても、代表研究者と研究分担者が鍵のかかる保管庫に責任を持って保管します。

研究協力への拒否について

帯状疱疹の患者またはそのご家族の方で、本研究の対象となることを拒否したい場合は、研究対象とはいたしませんので、遠慮なく下記問い合わせ先にご連絡ください。

問い合わせ先

鹿児島大学医学部・歯学部附属病院 小児科

講師 西 順一郎(にし じゅんいちろう)

890-8520 鹿児島市桜ヶ丘八丁目351

TEL 099-275-5354 FAX 099-265-7196

 メールアドレス:nishi1@m2.kufm.kagoshima-u.ac.jp