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運営委員長あいさつ
2009年10月より、横田俊平先生(日本小児科学会理事長)の後任として、日本小児リウマチ学会Pediatric Rheumatology Association
of Japan (PRAJ)の運営委員長に就任いたしました。
PRAJは、小児領域におけるリウマチ学に関する臨床解析および研究を促進し、学術の進歩と普及を図り、小児の健康の増進に寄与するとともに、会員相互の連絡、内外の関連機関との連携を図ることを目的に1991年に設立された、まだまだ若い学会です。
ところで、小児リウマチ性疾患に対する医療は、この数年で劇的に変革しました。
変革を生んだ原動力は、若年性特発性関節炎JIAに対する生物学的製剤の導入です。2008年から導入されたIL-6・TNF阻害療法は、その治療手順や考え方を根底から変えるポテンシャルを持ち、実際に子どもたちの予後が大きく変わりつつあります。また、SLEを始めとした膠原病疾患においても、より安全で有効な免疫抑制薬が開発され、多くの子どもたちがレベルの高い臨床寛解を維持できるようになりました。
しかしながら、このような目覚ましい医療の進歩の恩恵を子どもたちに提供するべき小児リウマチ専門医は少なく、しかも一部の地域に偏在しています。そのため、専門医療を子どもたちに効率よく提供する連携医療が必要なのですが、現実にはその態勢はまだまだ未整備です。
専門医の育成、専門医と主治医との連携態勢、医療情報の収集・解析と共有、そのデータをベースとしたJapan madeの治療指針の策定、など、取り組むべき課題は山積みです。
PRAJは、これからもこれらの課題の解決に向けて取り組んで参ります。
PRAJメンバーの皆さまには、是非ともお力をお貸し下さい。また、メンバーでない方はPARJに参加して、問題解決に向けて一緒に汗してみませんか?
日本小児リウマチ学会
運営委員長 武井 修治