ホーム > 小児リウマチ研修制度

小児リウマチ研修制度

小児リウマチ専門医制度について

  • 専門医認定機構が専門医制度の検証を行うが、小児科学会の分科会は専門医 認定機構から認知されていない。このため、小児科学会の分科会のなかの専門医認定のためには、外形基準を設ける必要がある。
  • 目的は、「小児期のリウマチ性疾患の診療水準の向上を目指し、つねに自主的に努力、研修できる専門医を育成すること」である。
  • 小児リウマチ専門医制度では、リウマチ学会の専門医研修期間(5年間)の中に小児リウマチ専門研修を組み入れる。すなわち、日本リウマチ学会が設置した5年間の「リウマチ専門医制度」の一部に小児期のリウマチ性疾患の研修を組み込み、2年間の研修修了後には「小児リウマチ専門医」として認証する。
  • 「リウマチ専門研修」を修了し、日本リウマチ学会主催のリウマチ専門医試験に合格した場合には「小児リウマチ専門医」と「リウマチ専門医」の両者の称号が得られることにする。
  • 小児リウマチ学会専門医制度関連規約として、(1)専門医制度規則、(2)研修カリキュラム、(3)研修マニュアル、(4)指導マニュアル、((5)資格認定基準)、((6)指導者認定基準(指導責任者、指導担当者など))、((7)施設認定基準(研修施設、関連施設))、(8)研修記録用紙(経験症例、経験検査・処置、経験手術、その他)を整えた。

    小児リウマチ学会専門医制度関連規約
  • 資格認定基準

    1. 小児医療に携わりかつ小児リウマチ性疾患の診断、治療、研究に関わる診療・研究の専門研修を受けようとする者。
    2. 本小児科学会会員及び日本小児リウマチ学会会員であり、かつ日本リウマチ学会会員となり日本リウマチ学会のリウマチ専門研修の一環として小児リウマチ専門研修を希望するものを対象とする。
  • 指導者認定基準

    日本小児科学会専門医かつ日本リウマチ学会専門医。
  • 施設認定基準

    1. 小児リウマチ専門研修指定病院小児科は、日本リウマチ学会リウマチ専門研修施設内に存在することを要する。
    2. 小児リウマチ専門研修指定病院小児科は、日本小児科学会専門医かつ日本リウマチ学会専門医が2名以上在籍し、リウマチ性疾患の診療と研究、リウマチ性疾患に対する抗リウマチ薬・免疫抑制薬及び生物学的製剤の使用に習熟した研修指導医であることを要する。
    3. 個々の研修病院小児科は、小児リウマチ専門研修生の受け入れ身分について、施設としての整備が完了していることを要する。

日本小児科学会小児リウマチ専門医育成のためのスカラーシップ制度 設立趣意書

小児期のリウマチ性疾患は、慢性炎症性疾患という性質上、早期診断と積極的な早期治療の導入が長期予後の改善を図る上で重要であることは言を待たない。他方、血管炎症候群や劇症型抗リン脂質抗体症候群など、診断を確定し、救命のためには躊躇なく緊急の対処を行うべき疾患も存在するが、このような疾患の発生頻度は高くなく、一般小児科医が日頃これら症例を経験し、診断・治療に習熟できる機会が得られるものではない。これらの理由から小児のリウマチ性疾患を専門に扱う医師が必要となるが、わが国では小児リウマチ専門医は全国でわずかに40余名に過ぎず、実際に小児リウマチ専門医を受診するために、遠方からの通院を余儀なくされる患児・家族も多い。全国的な診療体制を整備するためにも、小児リウマチ専門医の増加と適切な地域的配置が望まれる所以である。

さらに最近のリウマチ治療学の進歩はめざましく、とくに生物学的製剤の出現に伴い、リウマチ性疾患の治療が根本から変わってきており、その使用頻度が急増している。一方で、生物学的製剤の使用に当たっては、リウマチ性疾患の診断・治療に対する専門知識を有することが何よりも重要であり、これらの治療薬に対する適応を充分に把握するため、重篤な副作用の認識と対処方法、薬物投与中のモニタリングなど確実な診断と治療方法・手技に関して充分な研修を積むことが必要となる。すでにinfliximabは「リウマチ専門医」の常在する病院での使用が求められ、最近保険収載されたetanerceptも「リウマチ専門医」のみに限定して使用する条件となっている。

以上のとおり小児リウマチ専門医の育成は緊急の課題となっており、日本小児リウマチ学会では、現在「小児リウマチ専門医研修制度」の樹立に向けて研修カリキュラムの設定、専門研修指定病院の選定、研修指導医の育成など、個々の要件について整えつつある。

これに関連して、小児リウマチ性疾患の診療・研究の専門研修を目指す研修生に対しては、リウマチ性疾患の診断及び治療に関する研究の助成を目的として、「日本小児科学会賞に小児リウマチ専門医育成のためのスカラーシップ制度」を創設した。企業、財団、個人等から幅広く資金提供を受けてスカラーシップ制度を設立し、小児リウマチ専門医が専門研修医の指導・育成に当たり、もってわが国の小児リウマチ専門医の増加を図ることにより、リウマチ性疾患に悩む子ども達に福音をもたらす所存である。

スカラーシップ規約を印刷する

2012年度 日本小児科学会 小児リウマチ専門医育成のためのスカラーシップの募集

2012年度「日本小児科学会 小児リウマチ専門医育成のためのスカラーシップ」の募集を下記要項で実施いたしますので、ふるってご応募ください。

募集要項

1.小児リウマチ専門医育成のためのスカラーシップの概要

目的:小児リウマチ専門医育成のために、小児リウマチ専門研修指定病院において小児リウマチ領域の基礎的研究や臨床研究に一定期間従事するものに対して奨学金を授与する。

  1. 募集人員:毎年若干名を選出し、400万円の奨学金を授与する。
  2. 選考:日本小児リウマチ学会運営委員会が行う。
  3. 選考結果:当該年の日本小児リウマチ学会において発表する。
  4. 資格取得者は、研修終了後6ヶ月以内に報告書を提出する。

2.応募資格

小児リウマチ専門研修指定病院において6か月以上2年以内で小児リウマチ領域の基礎的研究や臨床研究の研修を行う者で、以下の条件を満たしているもの。

  1. 小児医療に携わりかつ小児リウマチ性疾患の診断、治療、研究に関わる診療・研究の専門研修を受けようとする者。
  2. 日本小児科学会会員及び日本小児リウマチ学会会員であり、かつ日本リウマチ学会のリウマチ専門研修の一環として小児リウマチ専門研修を希望するもの。
  3. 本制度の趣旨に賛同していること。

3.申請手続き

所定の申請書に必要事項を記入し、添付資料とともに送付する。

  1. 提出書類
    • 応募申請書
    • 申請者履歴書
    • 申請者研究業績
    • 主要な論文(3編以内)
    • 現在の研究指導者の推薦状
    • 研修先施設での受け入れ承諾書
  2. 提出締切日
    平成23年9月30日
  3. 問合せ及び提出先
    〒890-8544 鹿児島県鹿児島市桜ケ丘8−35−1
    鹿児島大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野内
    日本小児リウマチ学会事務局
    事務局長:根路銘 安仁
    TEL 099-275-5354 FAX 099-265-7196
    E-Mail:

申請書類を印刷する

ページの先頭へ戻る