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2018.11.30 [宣伝]神経科学の教科書「スタンフォード神経生物学」をよろしく!
田川が翻訳に関わった神経科学の教科書「スタンフォード神経生物学」、とてもよい教科書です。
(田川は5章の翻訳を担当しました)
どこがよいか、監訳者の言葉から引用します。

「教科書として本書がもつ大きな特徴は2つある。まず何より面白い。教科書はしばしば事実の羅列になりがちである。本書ではどのようにして個々の知見を得ることができたか、また得られた知見を総合することによってどのような原理を見いだすことができるかといった点に重点が置かれている。ほとんどの章において、まず興味深いエピソードや疑問点が読者に提示される。引き続いて、この疑問点を解決するためにどのように問題点を整理したり、モデル動物を用いた実験が行われたかが紹介される。例えば、第5章では、脳には1,000億個のニューロンがそれぞれ1,000以上ものシナプスを整然と形成することによって神経回路が形成されていることが紹介される。しかし2万個しかない遺伝子が、いったいどのような戦略によってこのような課題を達成しているのだろうか? 著者はハエやマウスの視覚経路や嗅覚経路について判明してきた実験結果を次々と解説しながら、第7章にてこの問いに対する一般原理を提唱する。
本書の2つめの特徴は、これだけ広範な範囲を扱う神経科学の教科書としては稀有なことであるが、単独著者により執筆されたことである。そのために各章の記載が見事に連動し、全体としての一貫性が極めて高い教科書となっている。過去18年間にわたってスタンフォード大学で著者が行ってきた授業をもとにしているとはいえ、現役のトップ神経科学研究者の一人である著者が、多忙の中でこれほどの教科書を書き上げたことに心から敬服する。」
https://www.medsi.co.jp/books/products/detail.php?product_id=3573

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