医学科4年「チーム医療2」(平成29年10月10日〜10月24日)

 本年度の「チーム医療2」は5回のうち2回を保健学科の「チーム医療論III」の合同授業として実施し、医学科4年生116名、鹿児島県で実習している薬学実習生(5年)78名に加え、保健学科4年生(看護学専攻82名、理学療法専攻19名、作業量専攻22名)が共に学びました。

  課題は大腸癌と急性心原性脳梗塞患者の発症直後から慢性期、終末期までの患者及び家族を尊重した診療の検討です。学生は20グループに分かれて方針を討議し、患者、家族とのコミュニケーションのロールプレイ、専門職へのコンサルテーション、学生と大学病院専門職による模擬カンファレンス、グループ発表を行いました。グループ学習では初対面の学生同士が協力することも学習課題でした。
授業中は熱心な討議が見られ、各自の専門性を自覚し、異なる専門性を理解して尊重する機会となりました。模擬カンファレンス、グループ発表では素晴らしい学生の発言が見られました。
 この授業には医学科、保健学科教員だけではなく、大学病院看護部、薬剤部、医学ソーシャルワーカーの皆様、歯学部、模擬患者の皆様のご協力をいただきました。お礼申し上げます。参加した学生が今回の経験を活かして患者中心の医療のためのチーム医療を推進することを期待しております。

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     < 患者さんとご家族への説明 ロールプレイ >

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  (大腸がん症例)                  (脳梗塞症例)

 

     < 模擬カンファロールプレイ >

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     (大腸がん症例)                  (脳梗塞症例)

    < 専門医とのディスカッション >

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    < グループ討議内容の発表 ・ 授業風景 >

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