診療・教育の概要

「鹿児島大学呼吸器内科」が始動しました。

われわれ呼吸器内科学教室は、平成22年6月1日に開講しました。幅広い呼吸器疾患の臨床・研究に励んでいます。
鹿児島県は、気管支喘息、肺癌、COPDなど主な呼吸器疾患の死亡率が、全国でもかなり高い(厚生労働省人口動態統計)地域です。高齢化社会を迎えて、呼吸器診療はさらに必要性を増していくものと予想され、高齢化先進県としての鹿児島において呼吸器内科学の重要性に対する認識は高まっています。 若い先生方には、今後ますます発展していく呼吸器内科領域に注目していてほしいと思います。


診療について

鹿児島大学呼吸器内科は「地域から学び、地域を支える医療」をめざしています。

鹿児島県は長寿県であり、多くの離島をもち、変化に富んだ気候、多彩な環境が特色です。
これらは、ときにさまざまな呼吸器疾患に関連することもあります。肺吸虫や糞線虫などの寄生虫が関与する疾患、また南九州に多いウイルスHTLV-1に関連した肺疾患、過敏性肺炎・気管支喘息などアレルギー性疾患やさらに高齢化社会ならではのCOPDや肺癌など、さまざまな呼吸器疾患の地域特性・多様性があり、教室員はこれらの問題に真剣に取り組んでいます。そして、関連病院や他の関連する診療科(呼吸器外科、放射線科、病理部)とも合同カンファレンスなどを通じて個々の症例に正面から向き合っています。
呼吸器内科学教室は大学病院を中心に地域の関連病院・協力病院とも協力しながら診療を行っています。広い県土をもつ鹿児島県の多くの地域医療機関とも連携し、離島やへき地など地域医療を支える努力をしています。


教育について

質の高い呼吸器診療の担い手としての医師の育成が最大の使命です。

われわれ呼吸器内科学教室は、質の高い呼吸器診療を担うことのできる医師を育成することが最大の使命と考え教育プログラムを用意しています。 医学部学生教育では、癌、呼吸生理、アレルギー、免疫性呼吸器疾患、感染症、病理など、各領域を専門とする教員が診断・治療のシミュレーションや最新のトピックに至るまで国家試験対策にとどまらない幅広い講義を行っています。また、学生臨床実習(ポリクリ、クリニカルクラークシップ)においては、指導医がマンツーマンで対応し、呼吸器疾患だけでなく、個々の患者が持つさまざまな問題の解決を体験します。

初期研修では、上級医、指導医、後期研修医という教育システムの中、一般内科診療の中にある呼吸器疾患のプライマリケアができることを目標としています。

後期研修では、大学において呼吸器疾患各領域専門スタッフの指導のもと、専門性の高い臨床を行うことができます。また、市中の第一線病院での経験を積むことで、多角的な観点で患者を診療することができるようになっています。とくに鹿児島県の特性である離島医療や地域に根差した医療もオプションで経験できるシステムです。

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