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前立腺がんに対する密封小線源療法 ( ブラキテラピー )
 
小線源療法って何ですか?
早期前立腺がんに対する根治的治療です。
前立腺に小さなシード線源を埋め込み放射線の力でがんを治療します。
本治療は体にやさしく、安全な治療法でその効果は前立腺全摘除術に匹敵します。
小線源療法について
この治療の優れた点は何ですか?
【入院期間が短いこと】
通常3泊4日です(開腹手術は約10日間)。 退院後は通常の日常生活が可能です。
お仕事が忙しい方に向いています。
【体にやさしい治療です】
傷の痛みはほとんどありません。 治療後も性機能が維持されます(個人差があります)。
術後の尿失禁は殆ど起こりません。
【治療効果が高いこと】
開腹でおこなう前立腺全摘除術とおなじ治療効果があります(鹿児島大学病院ではこれまでに約350人の患者様の治療を行いましたが、再発はわずかに4名です)。
副作用はないのですか?
大きな副作用はめったにありません。
治療後におしっこが出にくいことがありますが、通常は一時的な内服薬で対処できます。
放射線の周囲への影響は通常の生活では全く問題ありません。
放射線の力は徐々に弱まり1年後にはほとんどゼロになります。
シード線源はチタンでできているので安全性が高く、磁気や金属反応を起こさないため他の医学検査や治療に影響せず、空港での金属探知にも反応しません。
保険は通っていますか?
もちろん保険診療です。治療費は開腹手術とほぼ同じです。
どのようなケースが治療可能ですか?
早期前立腺がんが対象です。
具体的には前立腺特異抗原(PSA)が20 ng/ml以下でがんが診断された方です。
病理検査の結果により小線源治療後に外照射治療の追加が必要となる場合もあります。
その他、患者様の身体的条件によりこの治療法が選べない場合もあります。
治療まではどのようなスケジュールですか?
【大学病院の受診】
すでにがんの診断を受けている方はかかりつけの泌尿器科医の紹介状と生検病理プレパラートを持参して月曜か金曜の初診日に鹿児島大学病院の泌尿器科外来を受診していただきます(検診でPSA異常を指摘されたばかりの方でも大学病院で生検検査によるがんの診断が可能です)。
【術前検査】
治療の3週間前にプレプランと呼ばれる術前検査を受けます。
この検査による入院の必要はありません。 また別の日に術前心機能検査(心臓エコー検査)が必要です。
【入院】
治療の前日に入院します。
通常は水曜日に入院して、木曜日に治療を行い、土曜日に退院となります。
治療後に気をつけることは何ですか?また治療後の通院は必要ですか?
術後2週間ぐらいは激しい運動や飲酒は控えて頂きます。
車の運転や軽作業(デスクワークなど)は退院直後から可能です。
再発の有無を確認するために定期的にPSAを検査する必要がありますが、遠方であれば、かかりつけ医で検査することもできます。
この治療の欠点は何ですか?
放射線治療は周囲組織に強い癒着を起こすため、もし再発した場合の追加治療に開腹手術は選択できません
(ホルモン療法あるいは追加の外照射治療になります)。
治療後にPSAはゆっくり、少しずつ下がっていきます(開腹手術では術後すぐにPSAはゼロになります)。
再発ではないのにPSAが一時的に上昇する(バウンス現象)こともあり、
再発と診断するのに時間がかかることがあります。
約5%の頻度で術後1~2年の間に放射線直腸炎による直腸出血を起こすことがあります。
便通を良くして、座薬による治療を行うことで治ります。
他にも聞きたいことがあるのですが?
ここ ( http://www.nmp.co.jp/public/ ) にも役に立つ情報があります。
大学病院へのお問い合わせは火曜・水曜の午後2時から5時の時間帯に対応いたします。
(学会などで不在の場合はご容赦下さい)。
℡ 099-275-5395(鹿児島大学病院泌尿器科医局) 担当 : 榎田英樹
 
 
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