医学部保健学科によるチーム医療実習の教材として作成した離島でのバーチャル家庭訪問動画が専門職連携ヘルスアセスメント教育のためのDVD教材として発刊されました。

オンラインで行う日米韓合同インタープロフェッショナルアクティブ・ラーニング

https://www.gic.kagoshima-u.ac.jp/triad/2021_us_jp_kor_rihealthcare_coil/

【取組みの概要】

 医学部保健学科3専攻合同による4年次のチーム医療実習は、2020年度以降、コロナ禍の影響により、予定していたへき地・離島を含めた地域医療機関での実施が困難な状況にありました。そのような状況の下、三島村のご協力を頂き、離島に居住する高齢者宅への家庭訪問の動画を作成し、バーチャルでの家庭訪問を教材としてチーム医療実習を実施しました。

チーム医療実習の教材として作成した「バーチャル家庭訪問教材」を専門職連携ヘルスアセスメント教育のための教材として2022年2月にDVDで発刊しました。「バーチャル家庭訪問教材」は、三島村に居住の高齢者宅を看護学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻の教員が訪問(2020年9月25日~27日)し、各専攻の専門性を考慮した視点から聴取した情報や健康関連情報を含む動画教材です。バーチャル家庭訪問から得られた情報を基に専門職の視点から対象者の在宅ヘルスケアに関するアセスメント(評価)を行い、各専門職の立場からの支援のあり方や対象者のウェルネスについてチーム医療の視点でディスカッションをするための教材となります。

バーチャル家庭訪問教材は、米・韓の学生との合同のオンライン授業のために多言語化を行い、「大学の世界展開力強化事業」の教材としても活用されました。韓国語字幕版と英語字幕版があります。また、チーム医療実習で実際に用いた記録用紙がダウンロードできるようになっています。

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監修:八代利香(鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻・教授)

発刊:株式会社 東京サウンド・プロダクション

こちらから購入可能です(税込33,000円)。

東京サウンドプロダクション https://nur-ch.com/order-form/form.php