令和元年11月23日・24日に桜ヶ丘祭が開催されました。天候が優れない中,多数の来場者にお越し頂き盛会のうちに終了しました。今回は看護学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻の在校生が各ブースにおける様子を報告いたします。

<看護学専攻>

保健学科看護学専攻では毎年学祭で展示を行っています。今年も例年通り「高齢者体験」,「妊婦体験」,「血圧測定」をしました。

 高齢者体験では,高齢者体験装具「おいたろう」を装着してもらって高齢者の生活を体験してもらいました。子どもたちは,「暗くて見にくい」と言いながら探るようにゆっくり歩いていました。

 妊婦体験では,妊婦体験のモデルを装着してもらいました。椅子に座ったり立ったり,床で洗濯物を畳んでもらったりと普段の生活での一部を体験してもらいました。バランスが取れなくてよろめいたり,立ちにくかったり,「妊婦さんって大変」と言った声が聞かれました。

 血圧測定のブースでは,学生が来場者の血圧を測定しました。二人用聴診器を使って一緒にコロトコフ音を聞いてもらいました。子どもたちは,聴診器で心臓の音を聞いたようで「本当にトゥクトゥク言ってた!」と驚いていました。また,「こんなに小さい音を聞いて血圧を測っているなんてびっくりです」と看護技術に触れて驚いてる方もいました。

 来場していただいた方がとても興味深そうに体験している様子が見られました。楽しそうに体験してくださったり,看護に興味をもっていただいたりしたようで,とてもうれしい思いでいっぱいです。

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<理学療法学専攻>

11月23日(土),24日(日)の2日間にわたり,桜ヶ丘キャンパスの共通教育棟で理学療法学専攻による展示を行いました。今年の桜ヶ丘祭PT(Physical Therapy)展示では車椅子体験,ホットパック体験,検査測定を行いました。ご年配の方やお子様連れの方などたくさんの地域の方々にご来場いただき,実際に車椅子に乗り操作したり,関節可動域を測ったりしました。また,ホットパックの効能や関節可動域を測る目的などの質問をお受けし,理学療法への関心を高めていたただく良い機会になりました。

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<作業療法学専攻>

作業療法学専攻では,毎年桜ヶ丘祭で「OT(Occupational Therapy)展」を開催しています。ここでは,子どもたちが楽しめるスライム作りやボールプール,ボーリング,折り紙,輪投げ,バルーンアート体験の他,高齢者体験,自助具・補装具の展示や,授業で作成したスライドの展示を行っています。これらは実際に作業療法士が現場で扱う作業であり,訪れた人々に実際に体験していただくことができる場となっています。

今年も子どもたちや自助具を実際に使用されている方,作業療法に興味がある方など,たくさんの方々が訪れてくださいました。そこでは私たち作業療法学専攻の学生が,「OTになるにはどうすればいいのか」「この自助具はどのように使うのか」などの質問にお答えしたり,一緒にスライム作りをしたり,展示のご案内をしたりしました。さらに作業療法学専攻では,この活動に加えて「芸術集団 手」という団体を作り,毎年学祭で販売するアクセサリーや小物を作成しています。

このような活動を通して,作業に対する様々な知識を広げ,学外の人々と交流することで理解を深めています。

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