保健師課程の選択制の廃止について

 

令和4年3月25日
鹿児島大学医学部

 

 本学部保健学科看護学専攻では、看護師国家試験受験資格とともに、40名を上限に選抜し、保健師国家試験受験資格が取得できるカリキュラムを実施してまいりました。
 わが国においては、医療と看護における高度専門化が進む一方で、急激な少子高齢化による医療の在宅への移行と多様性に対応できる看護師が求められています。また、保健師においては、COVID-19等感染症の危機管理や、離島を含む地域住民の多様な要望に応えられる高度な専門性が求められるようになってきました。
 そこで本専攻では、国立大学として、社会からの要請に十分に対応できる高度な看護師と保健師を養成するために、保健師課程を大学院保健学研究科(博士前期課程)に移行し、学部での看護師教育を充実させることを計画しています。
 具体的には、総合大学の強みを生かし、共通教育課程と協働で初年次教育を充実し、幅広い学術の基礎を学び人間性を涵養します。医学科、理学療法学専攻、作業療法学専攻と合同で行うチーム医療の科目を充実させ、離島・へき地など多彩なフィールド実習を新設します。乳幼児や高齢者の虐待、犯罪などの加害者や被害者への対応を学ぶ法看護学(フォレンジック看護論)、客観的臨床能力試験(OSCE:オスキー)を新設導入し、専門的かつ包括的な看護実践能力の強化を図ります。また、「グローカルヘルス」領域を設け、米国と韓国とのオンライン授業を充実させるとともに、国際関係の科目と離島関係の科目を統合し、地元を見据えて国際社会でリーダーシップの取れる看護師を目指して体系的な教育を行います。
 保健師課程については、大学院での養成とし、より質の高い教育を実現していく予定です。令和5年4月1日に保健学科看護学専攻の保健師課程の選択制を廃止することに伴い、令和5年度入学生から保健師国家試験受験資格が取得できなくなります。