特徴
特色
「作業療法(Occupational Therapy)は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。」と定義(日本作業療法士協会)されています。
このように作業療法では、作業に焦点を当てた治療、指導、援助を行いますので、作業とそれを遂行する構造と機能についての十分な知識が必要になります。作業療法学専攻では、これらについての知識を系統的に習得し臨床や実践で役に立つ技術を身に付けるための教育を行います。また、作業療法研究を行うために研究法の教育を実施します。所定の単位を修得した者には、学士(保健学)の学位と作業療法士同家試験の受験資格が与えられます。卒業後の進路は、各種医療・保健施設、福祉施設が主ですが、さらに大学院で専門的に学び作業療法に関する教育・研究に携わることも期待されています。
教育理念・目的・目標
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
- ヒューマニズムに富み、倫理性豊かで、社会貢献に意欲のある人
- 保健や医療に深い関心をもち、作業療法士への強い意欲のある人
- 医療チームの一員として協調し、地域医療に貢献できる能力を持つ人
- 生涯を通じて、科学的探究心を継続できる習慣・態度を持つ人
- 幅広い社会活動や国際医療活動ができる能力を持つ人
教育目的
- 豊かな教養と感性を持ち、人間性豊かな作業療法士を育成する。
- 高度な専門的知識と技術を身につけ、科学的根拠に基づく柔軟な判断能力と問題解決能力を有する作業療法士を育成する。
- チーム医療を担う一員として、職種間の相互理解を深めながら緊密な連携を実践できる作業療法士を育成する。
- 医療・保健・福祉のニーズに幅広く対応でき、また地域に貢献できる作業療法士を育成する。
- 指導者及び教育者としての基礎的能力を持った作業療法士を育成する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
- 幅広い教養を学び、人間性豊かな医療専門職に必要な基本的能力を有している。
- 人体の構造と機能、心身の発達及びリハビリテーションの概念を理解し、医学的基礎知識を習得している。
- 疾患の発生機序や障害の構造を理解し、臨床医学に必要な専門的な知識と技術を習得している。
- 身体障害・精神障害・発達障害・老年期障害に対する作業療法に関して、個々の障害の理解とその回復の観点から評価及び治療を展開できる知識と技術を習得している。
- 臨床実習を通して、作業療法士に必要な知識と技術及び態度を習得している。
- 科学的思考、創造的思考及び学際的思考で作業療法を展開できる能力を有している。
- 医療専門職の一員として、他の職種と連携・共働し、医療・保健・福祉のニーズに対応できる知識と技術を習得している。