鹿児島大学法医学

鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科
健康科学専攻 社会・行動医学 法医学分野

お知らせ

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科法医学分野で死体検案及び法医解剖を受けられた方の遺族の方々へ

 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科法医学分野では、以下の研究を実施しております。この研究は、死体検案時及び法医解剖前に撮影された死後CT画像データを試料として行う研究です。このような研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究について詳しくお知りになりたい時や、研究への参加を希望されない場合は下記の「お問い合わせ先」へご連絡ください。

【研究課題名】
死後CT画像を用いた各種骨長に基づく身長推定式の開発
【研究機関】
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座法医学分野
【研究責任者】
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座法医学分野
教授 林 敬人
【研究の目的】
死後CT画像を用いて、解析ソフト上で各種骨の全長、あるいは骨における解剖学的部位間の長さを計測し、計測値に基づく身長推定式の作成を試みる研究です。本研究によって新たな身長推定式が開発されれば法医実務において有用となるのは間違いなく、大規模災害の場合では、迅速な身元特定にもつながる可能性があり、社会的にも有意義な研究です。
【研究の方法】
研究開始時までに当分野内で撮影された死後CT画像を試料として、CT画像の解析ソフトであるAZE Virtual Place を用いて3D構築画像を作成し、各種骨の全長、あるいは骨における解剖学的部位間の長さを計測し、計測値に基づいて、最小二乗法により身長推定式を作成するものです。
【対象となるご遺体】
2013年10月1日から2019年8月31日までに、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科法医学分野内で実施された死体検案時及び法医解剖前に撮影された死後CT画像データを対象としています。
【個人情報の取り扱いについて】
鹿児島大学の疫学研究等倫理委員会に承認を受け、法医学分野の管理下で、個人が特定されないように匿名化(研究に必要な性別や死因などの情報のみを抽出し、第三者によって新たに個人と関わりのない番号または符号を付けること)した上で行います。
【研究の資金源等、関係機関との関係について】
この研究は、鹿児島大学の教育研究基盤経費で実施します。本研究に対する企業等からの資金や利便の提供はありませんので、利害の衝突は発生しません。

【参加を希望しないご遺族様へ】
この研究に参加を希望されない場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。
〒890-8544 鹿児島市桜ヶ丘八丁目35番1号
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座法医学分野
教授 林 敬人
電話099-275-5310・FAX099-275-5315