チーム医療2(平成25年10月29日(火)〜11月14日(木))

 4年生の「チーム医療2」では、薬剤部、検査部、看護部、専門医の先生方にご協力いただき、医学科生と薬学生が同じグループとなり、協力し合いながらチーム医療について学びました。

 授業では、「直腸がん」と「脳梗塞」の2つの事例にグループごとに分かれ、それぞれの症例について資料をもとに多職種との関わり合いを考えながら治療についてグループ討議を行いました。模擬患者を相手としたロールプレイでは、患者さん本人および患者家族への説明難しさやチームとして患者さんおよび患者家族の意向をふまえながらの治療方針の考え方について学びました。また、模擬カンファレンスでは専門医司会のもと、医学科生、薬学生の立場から、他の医療職との連携を考えながらの治療方針等について、専門医、看護師、歯科医およびソーシャルワーカーの意見を取り入れながらのカンファレンスを学びました。

 学生がグループに分かれ話し合いを行う際、いつでも学生が直接先生方に質問を行えるよう、看護師、薬剤師、歯科医、専門医(腫瘍)、専門医(神経)、専門医(リハビリ)、ソーシャルワーカーなどの情報提供ブースを設けました。また、2回目の模擬患者とのロールプレイの前には、学生が模擬患者から直接話を聞くことができる面談室を設置しました。学生は、グループ内で話し合い、より専門的なこと、現場で行っていることをブースにおいて積極的に情報収集を行っていました。

 今回の授業を通して、学生は患者・サービス利用者の問題を解決するために、種々の医療専門職が関わるチーム医療の重要性を考え、患者・サービス利用者だけでなく他の医療職との良好な関係を築いて患者・サービス利用者を中心としたチームとして成果を上げることの大切さ、難しさを学びました。

 

 

【情報提供ブースでの様子】

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【ロールプレイ・模擬カンファレンスの様子】

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