第1回 指導医・指導者講習会(2011年3月6日(日)実施 共通教育棟、鶴陵会館)

平成23年3月6日「地域医療を担うプロフェッショナリズム教育」指導医・指導者講習会が行われました。

1.遠隔授業支援システムを利用する

医学科教員3名、保健学科教員2名、学外指導医指導者12名が参加し、医療情報部 村永文学先生の講演、指導により、桜ヶ丘Moodle(学習支援システム)を活用した授業の実施、ITKarteによる遠隔医療相談の実際について操作を行いながら学びました。本事業で開発を行っている電子ポートフォリオの目的と概要についても解説がありました。

2.医学科臨床実習指導医講習会

医学科の5年、6年の臨床実習を担当されている指導医を対象とした本プログラムには医学科教員6名、学外指導医20名、医学科6年1名、5年2名が参加しました。医歯学教育開発センター 田川まさみ先生の講義、全体討議により医学科教育到達目標で修得をめざしている実践的臨床能力とプロフェッショナリズムを理解し、症例提示のロールプレイを通して診療参加型実習の実践を学びました。また、小児科での診療参加型臨床実習の実際について小児科 野村裕一先生の講演があり、その後グループに分かれた診療参加型臨床実習を行うための計画、工夫について討議及び発表、全体討議が活発に行われました。

医学科臨床実習指導医講習会1医学科臨床実習指導医講習会2

医学科臨床実習指導医講習会3医学科臨床実習指導医講習会4

3.昼食会

医学部教務委員会医学科部会長 嶽崎俊郎先生、保健学科部会長 藤野敏則先生の司会で、医学部教育に対する討議を行いました。5、6年生からは参加型臨床実習の充実や努力目標の提示の要望があり、質問の提示方法や医師としての理想像のあり方の検討が必要であることが明らかになりました。学外指導医からは鹿児島大学学生、卒業生の臨床能力について、他大学医学部学生との違いが指摘され、実践的な臨床能力を本学学生が修得することの重要性が明らかになりました。