鹿児島大学医学部および大学院医歯学総合研究科(以下、本学)は、令和3年11月23日(火)に東京慈恵会医科大学(以下、慈恵医大)及び宮崎大学と合同で、pdf「第2回高木兼寬記念シンポジウム」を、オンラインにより開催し、3大学から教職員107名が参加しました。
 このシンポジウムは本学と慈恵医大との包括連携協定に基づき、令和元年7月に、慈恵医大を会場に開催された第1回のシンポジウムに続き、本学を当番校として、今回から宮崎大学も加わり開催されたものです。

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挨拶を行う佐野学長

 

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開会の言葉を述べる橋口医学部長

 

 当日は、本学の橋口照人医学部長の開会の言葉及び3大学の学長からの挨拶の後、「コロナ禍での医療者教育の取り組み:特に実習に関して」をテーマに各大学の教員による講演がありました。
 講演では、コロナ禍におけるチーム医療実習や臨床実習のあり方、診療の現場での対応等、各大学の取組について報告があり、活発な意見交換が行われました。
 なお、各大学の講演演題は次のとおりでした。

  • 鹿児島大学 八代 利香 教授(医学部保健学科)
    「コロナ禍でのチーム医療実習の取り組み:バーチャル教材を用いた専門職連携教育(IPE)と発展的構想」
  • 東京慈恵会医科大学 大石 公彦 教授(医学科小児科学講座)
    「指導医として経験したニューヨーク市の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック」
  • 宮崎大学 小松 弘幸 教授(医療人育成推進センター 臨床医学教育部門)
    「コロナ禍における宮崎大学の臨床実習・臨床研修への取り組み~ 遠隔・分散教育と実地教育に対する医学生、研修医、指導医の本音」 

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本学・八代教授による講演スライドの1枚

 

  最後に、本学の井戸章雄大学院医歯学総合研究科長より閉会の言葉が述べられ、コロナ禍が収束した際には、改めて鹿児島の地でシンポジウムを開催することを約束し、終了となりました。

  コロナ禍での医療者教育について、各大学の取り組みを情報共有できる大変素晴らしいシンポジウムとなりました。

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 講演に耳を傾ける本学会場の参加者

 

全学HPのニュース・トピックス掲載 https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2021/12/post-1856.html