炎症細胞(狭義の)

白血球には好中球、好塩基球、好酸球の顆粒球と、リンパ球、形質細胞、マクロファージ(単球)の単核球が含まれます。好中球は炎症の比較的初期(急性期)に主体となって浸潤し、単核球は比較的後期(慢性期)の炎症巣に多く見られます。
また、遊出する白血球の種類はその刺激の種類と炎症部位の経過時間によって左右されます。  シェーマ
好中球(neutrophil leukocyte)
病原細菌や壊死物質を貪食し消化する。
2〜5分葉した核が特徴。
好中球
マクロファージ(macrophage)
炎症細胞ではもっとも大型の細胞で豊富な細胞質とくびれた核を持つ。プロスタグランジン、インターフェロン、インターロイキン1などを放出する。好中球と同じ貪食作用を示す。抗原情報をT細胞に伝える。
マクロファージについて詳しく
マクロファージ
リンパ球(lymphocyte)
T細胞とB細胞のこと。種々のリンホカインを産生して病原菌を障害する。

リンパ球

形質細胞(plasma cell)
抗体産生性の遊走細胞です。ある抗原物質による刺激を受けたBリンパ球が大型で増殖能の強いリンパ芽球に変化すると,その抗原に対する特異性を備えたリンパ芽球が大量に生じる結果を招き,後者の一部が形質細胞へ分化します。その名が示すとおり形質細胞は豊富な細胞質(光顕的には無構造なプラスマを示すにすぎないが電顕的には粗面小胞体を充満させているのが認められる)を有し免疫グロブリンの産生と放出を行います。

形質細胞

好酸球(eosinophilic leukocyte)
アレルギー反応や寄生虫感染などの際に特徴的に見られる。
細胞質内にはエオジンで
赤く染まる顆粒を持っている。


好酸球
肥満細胞(mast cell)
炎症時の化学走性物質(セロトニン、ヒスタミン)、抗凝固物質(ヘパリン)の産生、放出を行う。


肥満細胞
好塩基球
ヒスタミンヘパリンなどの化学物質をもちます。



慢性炎症時に見られる細胞
炎症TOPへ