<看護学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻 3専攻合同 チーム医療実習を行いました>

令和7年9月29日~10月3日に看護学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻の臨床実習をおえた学生全120名が、4年間の学びの集大成として、今年度のチーム医療実習に取り組みました。

昨年(2024年)度より、「これまで学習を通して、お互いの専門領域の知識と経験を軸に、多領域の視点を取り入れながら支援者の地域における生活を実際にサポートすることをグループ学習し、自己の専門職者としてのあり方を見つめ、4年間の集大成として、その学びをさらに成熟させる。」ことを目的に、模擬事例(5症例設定し、各グループで1症例を抽出し検討する)を通して、地域での災害対応を通じて、地域医療の連携を深め、障がい者や高齢者などの要支援者が避難生活を送る上での具体的な支援方法を学びました。

昨年度に引き続き、(医)青仁会 池田病院(鹿児島県鹿屋市)より災害に対する医療法人全体としての取り組みにつきましてもご教示いただき、ただ有事に対応するだけが専門職としての役割ではなく、平時からもどのような心がけや配慮をしていかなければならないのか、幅広くご教示いただきました。

最終日に各グループ、鶴陵会館大ホールで発表を行い、グループ間の学びの共有も行うことができました(発表時間が短く、不完全燃焼のグループありましたら、ごめんなさい)。

これらの学びをとおして、学生は自身の専門職種の職域の広さ、ただ医療機関等で働くだけではない奥深さ、と学ぶことができました。

当日の演習等の風景は、鹿児島大学ジャーナルの取材も入りました(科目責任者:看護学専攻 松成先生)。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

令和6年9月27日~10月4日に看護学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻の4年生全122名が、4年間の学びの集大成として、チーム医療実習に取り組みました。

今年度は、地域在住の要支援者に必要な医療資源(医学的配慮や環境整備、福祉用具の選定など)を各専門分野の知識を生かして総合的に学ぶ手段として、災害時における要支援者の安全な避難と避難所生活の支援を学ぶことを目的に実施しました。

オリエンテーション実施後、(医)青仁会 池田病院(鹿児島県鹿屋市)より実際の台風・豪雨時の災害対応におけるチーム医療・地域連携の報告、および能登半島地震へのスタッフ派遣の実践報告など、各専門職から自身の専門職としての関わり方、またチーム医療としての多(他)職種連携などを聴講しました。

その後、模擬事例を通して、実際に妊婦体験ジャケットや高齢者体験キット、片麻痺体験キットを着用して自宅を想定した講義室から実際に避難所に指定されている郡元キャンパスの体育館までの避難経路や体育館での避難生活の環境整備などグループワークの成果を発表しました。

残暑厳しい時期に屋外も含めたフィールドワークでしたが、それぞれの専攻で学んだ知識を生かして具体的支援方法についてディスカッション、学びを深めることができました。

 

チーム医療実習2024 掲載用