平成26年度文部科学省「課題解決型高度医療人材養成プログラム」について
地域での暮らしを最期まで支える人材養成
-離島・へき地をフィールドとした教育プログラム-
-離島・へき地をフィールドとした教育プログラム-
鹿児島大学医歯学域医学系 教授 丹羽さよ子
本事業は、平成26年度に文部科学省が公募した「課題解決型高度医療人材養成プログラム」の「地域での暮らしや看取りまで見据えた看護が提供できる看護師の養成」で採択された取組みです。本プログラムは、離島やへき地をフィールドとした教育を特徴とし、在宅看護に関する講義を島嶼・地域ナース育成センターが提供するeラーニングで受講し、離島・へき地での実習を行います。
本事業には、2つのコースがあります。ベーシックコースでは、大学の4年次と卒業後3年間で、地域での暮らしを支えるための基礎的能力の習得を目指します。アドバンスコースでは、臨床経験3年以上の看護職が、3年間で地域での暮らしを最期まで支えることができる能力を習得します。
平成28年度現在、アドバンスコース1期生22名、2期生17名、ベーシックコース1期生9名、2期生12名が学んでいます。「人々の暮らしを支える看護をしたい」「病院から地域に繋ぐことができるようになりたい」「将来、離島で働きたい」などの目標を持って、日々励んでいます。

