【医学部保健学科】×【農学部】×【共同獣医学部】×【理工学研究科】×【水産学部】合同で三島村でのフィールドワークを実施しました

 医学部保健学科看護学専攻 八代利香教授、医学部保健学科作業療法学専攻 井上和博講師、保健学科理学療法学専攻 松田史代助教、農学部農学科 坂井教郎教授、農水産獣医学域獣医学系 三浦直樹教授、理工学研究科工学系 木方十根教授が中心となり、2021年より離島へき地における保農獣工連携事業として、各学部の垣根を越えた学習プログラムを実施しています。
 今年度は、三島村の役場関係者、住民等ならびに水産学部 東隆文准教授(練習船 南星丸)のご協力を得て、11/22-24の期間に三島村(黒島・硫黄島・竹島)3島でフィールドワークを実施しました。今回は、厚生労働省・農林水産省・環境庁が、ヒト(人間)、動物、環境の健康(健全性)に関する分野横断的な課題に対して、その解決に向けて取り組む「One Health」を、特に離島住民の「暮らし」をテーマとした事業に、それぞれの学部3~4年生、大学院生、研究生が参加しました。
 自身の専門分野を学んでからの複数学部でのこのような事業は珍しくあり、総合大学としての鹿児島大学の強みでもあります。自らの専門分野を掘り下げていくとともに他職種・多職種との連携も図りながら、三島村3島でのそれぞれの島の特徴などを医療・福祉、建築、農業経済、畜産と多岐に渡りディスカッションすることができました。今後も、各学部で協力しながら鹿児島の地域性を重視した学びを行っていきます。

 

水産学部 練習船 南星丸での一コマ

住民より島での暮らしについての話しを聴き、黒島みかんの収穫も体験しました

みしま焼酎 無垢の蔵で「みしま焼酎プロジェクト」等について説明・見学を行いました

三島村は繫殖畜産が盛んであり、各島での繫殖畜産の様子の見学や農家の方よりお話しを伺いました

島の自然、環境資源の活かし方、歴史などを観光協会の方とともに島内環境調査を行いました

へき地診療所で島唯一の医療職である看護師より地域住民の保健・医療・福祉についての話しを聴講しました

帰路の南星丸船内で、各学部の学びの視点や共通の学びなど振り返りを行いました