鹿児島大学全体としての連絡事項です。
令和 2年12月 3日
国立大学法人鹿児島大学長 佐野 輝
 
 本学は、令和2年11月20日付けで本学ホームページに「新型コロナウイルスの集団感染の発生に関して」で周知しましたとおり、これまで様々な感染防止対策を講じてきましたが、11月18日に、本学サークルによる新型コロナウイルスの集団感染、いわゆるクラスターが発生しました。
 本学は、一刻も早い感染拡大防止に全力で取り組み、感染の可能性のある者や自覚症状のある者に対して、鹿児島市保健所等関係機関と連携し、約850名に対してPCR検査を行い、結果、11月25日【第6報】で発表した1名以降、陽性者は確認されておりません。
 その結果を踏まえて、国のクラスター班、鹿児島市保健所とも協議を行い、本学におけるクラスターは収束の方向にむかっていると判断しました。
 
 そこで12月4日(金)から、郡元キャンパス及び下荒田キャンパスにおいて、対面授業を再開することとなり、対面授業の再開についての注意やクラスター発生に伴う感染症の対策強化について、周知をいたしました。
 詳細な情報は大学のホームページにて公表させていただいておりますので、ご確認ください。
 
 授業を再開するにあたり、学生教職員に対し感染症対策の注意を少しでも怠ると、新型コロナウイルスに感染する危険性があり、感染は誰にでも起こり得ることであるという認識を持たせ、症状が無くても、自分自身がウイルスに感染しているかもしれない、という意識の下で、日頃の行動には一層の注意を払うことが求められていることを改めて認識させるとともに、新型コロナウイルスに感染したからといって、感染した方たちを誹謗中傷することは決して許されないこと等の注意喚起を行いました。
 
 学生が日頃から大変お世話になっております皆様を始め、地域の皆様には、今回、ご心配をおかけいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。
 クラスター発生を受けて、不安を抱いている学生も多数おり、本学は、保健管理センターにて心のケアにあたっております。
 今後、基本的な感染防止策の徹底を行い、うつさない、うつらないための取組を学生と共に取り組んでまいります。
 どうぞこれからも、本学学生に対して温かく見守っていただきますよう、重ねてお願いいたします。
 最後に、これからもウィルスとの闘いは続くと思います。本学は、緊張感をもって、この未曽有の危機を鹿児島大学一丸で乗り切るべく努めていく所存でございます。
 今後ともご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。